子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由 その2

子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由 その2

子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由 その2

問題解決能力を養える

 

・問題解決能力とは何か

問題解決能力とは、
①問題を正しく認識し、
②今ある情報を元に最善の判断を選択し、
③目的を達成することができる手段を見出す力
です。

プログラミングを通して
コンピュータに指示を出す時に、
自分の思い通りに動かない場合があります。

その際、なぜエラーになっていて、
どこに原因があるのか?
どうすればエラーを解決できるのか?

これらの問題の発見から
問題解決に至るまでの
要素が詰まっているのが
プログラミングです。

・そもそも問題解決能力を養う必要はあるのか

大学の論文で問題解決について以下のような記述があります。

人間はだれもが
よりよく生きていきたい
という願いをもっている。

その願いを達成するためには、
問題を乗り越え、
解決していかなければならない。
また、解決した喜びは自信となり、
次の活動への意欲へとつながっていく。

つまり人間は、
よりよく生きるために
問題解決をし、
成長していく存在であるといえる。
そして、その問題解決は、
①自分の目的をもち、
②最善と判断した手だてを選択し、
③目的達成へ向かう
という一連の営みである。

もちろん、
その途中でうまくいかない場合は、
その場で修正しながら
目的達成に向かうこともあるが、

人間は毎日、
こうした問題解決という
人間的なそして創造的な
営みをしながら生きている。

人間の最上位の思考は
創造的思考と呼ばれる。
つまり、「問題解決」は
創造的思考と同義語ともいえるものであり、
「未知を知にする思考」である。

一人ひとりの人間にとっての創造とは、
その人間にとって

できないこと(未知)が
できるようになる(知)、

わからないこと(未知)が
わかるようになる(知)、

まだ身に付いていないこと(未知)が
身に付く(知)ことである。

(引用元抜粋: 学校教育における「問題解決」する力の育成|園田学園女子大学)

この論文からも分かるように、
自ら問題意識を持ち、
目的を達成するために検証を重ね、
改善するサイクルを繰り返すことは、
日常生活を送る上で
とても重要なスキルの1つではないでしょうか。

問題解決能力を身につけるには、
考えも柔軟でスポンジのように
吸収率も高い子供のうちから、
習慣づけておく必要があるのです。

今の時代、
インターネットが登場したことで
膨大な情報を簡単に入手でき、
時間や場所などの様々な制約を超えて、
新しいことが次から次へと生まれる
時代へと変化しています。

このような世の中では、
移り変わる状況に柔軟に対応しながら、
自ら問題を設定して考え、判断し、
答えを見出していく能力が求められるように
なってきているのです。

まさに問題解決能力が
必要な時代ではないでしょうか。

・なぜプログラミング教育は問題解決能力を養えるのか

冒頭で、問題の発見から
問題解決に至るまでの要素が詰まっているのが
プログラミングとお伝えしましたが、
もう少し具体的に、

なぜプログラミング教育が
「問題解決能力」を養えることができるのか
というところを考えていきます。

 

近年、教育現場や人材育成の研修の場で
問題解決能力を養うための学習として、
PBLと呼ばれる学習スタイルが
導入されるようになってきました。

PBLとは「Project Based Learning」で
課題解決型学習とも呼ばれます。

これは、教師や講師が用意した
指導案通りに学習を進めるのではなく、
学習者にはテーマだけを与え、
チームで議論したり、
協力しんがら問題を解決していく
学習スタイルです。

 

この学習では答えは1つとは限らず、
アイデアを形にしたり、
課題を解決したりする試行錯誤のプロセスの中に
学びがあると考えられています。

 

プログラミングは
まさにこのような問題解決型学習で
学べることが特徴です。

 

なぜなら、プログラミングは
知識を前もって詰め込んだりせず、
子どもたちの
「作品作り」や「モノ作り」を
大前提に進められる学習だからです。

 

しかもプログラミングがいいのは
誰かから与えられたのではなく、
自分の作りたいものを作るプロセスの中で
問題解決型の課題に挑むことができるのです。

(出典:子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由 インプレス社)

スマイルプログラミング教室では
アーテック社のロボットプログラミング
を採用しています。

最初は、
与えられたテーマに沿って
基礎を学びますが、
基礎をクリアした後は、
自らが工夫し、
自らが考えた作りたいもの作る中で、
自然な形で問題解決能力が養われていくと考えています。

 

 


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